あなただけを見つめてる。


湯船につかりながら、頭のことは明日のことでいっぱい。


だって、朝陽くんと学校以外で二人きりで会うなんて初めてだし。


すでに緊張しちゃってドキドキしちゃう。


そういえば、明日はどこに行くんだろう?


朝陽くんからは、“楽しみにしてて”とだけ言われて、それ以外には何も聞かされてないんだよね。


まぁ、明日になればわかることだし、お楽しみってことでいっか!


はぁ~~。

明日楽しみだなぁ~♪


さてと、なんだか長湯してのぼせてきちゃったし、そろそろ出ようかな。


お風呂から出て着替えを済ませ、濡れた髪をバスタオルで拭きながら自分の部屋に戻ると。



~♪♪~♪~♪♪



突然、なりだした電話。


えっ!?こんな遅い時間に誰!?


私は恐る恐るスマホに近づき、表示された名前を確認すると。



「あ、朝陽くんっ!?」










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