ドライアイス
気付けば近くに
彼はあれから宣言通り、ちょくちょく来ている。


昼休みなんて毎日。


誰かと喋っててもお昼食べててもお構いなし。


最初は暇人だなんて思ってたけど、今ではマメな人だなーなんて思ってる。



「吉澤、なんか雰囲気変わった気がする」



笹原祐子[ササハラユウコ]


この学校で一番一緒にいるのは彼女だろう。


私の一番の友人であり、クラスメート。



「そうなの?」


「一年の頃同じクラスだったんだけど、基本一人で音楽聴いてるって子で」


「確かにそれ似合う」



なんだか一匹狼って言葉が似合う人だよね。




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