ドライアイス
「水瀬の分、また買ってきてやるよ」


「本当に?嬉しい。ありがとう」


「あ、ああ」



クリームもそんなにしつこくないから、まだ全然食べれそう。


あ、でも、お弁当残ってるから食べないと。


抱きついてた祐子は離れたが、今度は私の頭を撫でた。


何故なのかはわからないけど。



「本当に巴ってばマイペース。吉澤放置でお弁当食べ始めたよ」


「だって昼休みが終わってしまったら困るし。って吉澤くん、メロンパンありがとう。二口ももらっちゃってごめんね」


「いや、気に入ったなら良かった」




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