ドライアイス
突然のデート
「水瀬が雑誌読んでるとか、珍しいな」
教室に入ってきた吉澤くんが、そう声を掛けた。
今は昼休み。
彼はいつも通り、ご飯を食べに来たんだね。
空いた席に座ると、雑誌をちらりと見る。
「祐子の借りてるの」
「その笹原は?」
「部活」
祐子は吹奏楽部。
放課後も毎日部活で、帰宅部の私は本当に感心している。
今日は緊急の集まりらしい。
さっき、祐子の先輩さんが呼びに来ていた。
教室に入ってきた吉澤くんが、そう声を掛けた。
今は昼休み。
彼はいつも通り、ご飯を食べに来たんだね。
空いた席に座ると、雑誌をちらりと見る。
「祐子の借りてるの」
「その笹原は?」
「部活」
祐子は吹奏楽部。
放課後も毎日部活で、帰宅部の私は本当に感心している。
今日は緊急の集まりらしい。
さっき、祐子の先輩さんが呼びに来ていた。