ドライアイス
お茶会
今日は休日。


だから今日も大人しく、私は部屋で読書を楽しむ。


家には家族が揃っているため、少し騒がしい。


でも部屋に閉じこもれば、自分の世界に入ることが出来る。


特に気にならない。



「巴、おやついらない?」


「!」



肩が跳ね上がるのを感じた。


お母さん、いつの間に入ったの。


そしていつドア開けたの。



「ノック…」



と言っても意味がないだろう。


声が小さすぎたせいか、母親は首を傾げる。




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