ドライアイス
その後、話し合いの結果。


スケジュールが合いそうにないため、海は残念ながら断念となった。


その代わりと言ったらなんだけど、下旬にある花火大会に行くことが決まった。


詳細は追々。



「それじゃあまた連絡するね!いい夏休みを!」



そう言って私たちはそれぞれ別れた。


祐子は部活、皆川くんは他のクラスに用があるからとのこと。



「じゃあ、帰ろうぜ」



そして必然的に、私は吉澤くんと一緒に帰ることとなる。


正直これはもう、当たり前になりつつある。


だから私もゆるりと同意し、教室を出て行った。




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