年下彼氏の甘い嫉妬
二人して否定するも、結局その日の飲み会はそのことで散々からかわれてしまった。


その日は優子の家に泊まり、そのまま出勤。


そして夜は、また飲み会。


二日連続は疲れるし、しかも今日はあの部長!


相変わらずのセクハラ発言や態度に耐えて、やっと解放されたのは終電もなくなった深夜だった。


もうきっと良也は眠ってしまっているよねと思いながら、スマホを手に取りメールを確認する。


そこには2時間ほど前の時間で、「まだ帰ってこないの~?」って良也からメールが入っていた。


返事をしようとしていると、同じく飲み会に連れ出されていた同期や後輩に「タクシーで帰ります?俺たち始発動くまで居酒屋行きますけど、どうします?」って聞かれて、もう良也も寝てるし始発動くまで待つかと思い、みんかと居酒屋に向かった。


午前6時、家に帰ってシャワーを浴びる。


「真衣ちゃん、今帰ってきたの?」


シャワーの音がうるさかったのか、良也が起きてきて私に抱き付いてくる。


「終電逃したから、若い子で始発動くまで居酒屋にいた。1時間したら起こして」


良也の手を放してベッドに潜り込む。


「男も一緒だったの?」
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