年下彼氏の甘い嫉妬

「そうよ。てか、知ってるでしょ？飲み会のメンバー」


「そうだけど。彼氏がいるのに？」


「しょうがないでしょ。仕事の付き合いなんだから」


もうこの話はおしまいというように、布団を頭からかぶった。


きっかり1時間寝て、仕事に向かう。


寝不足はキツかったけど、昨日居酒屋に残った子たちと昼休みに話の続きをしたりして盛り上がり、それなりに楽しく午前の仕事を終えた。


午後一の仕事は、夕方から始まる会議の準備。


会議室にこもって資料やプロジェクターを用意していると、ガチャっとドアが開いて良也が姿を現した。


「真衣さん」


「なに？分からないことろでもあるの？」


いつもよりテンション低いなと思いながらも、あまり気にも留めず返事をする。


「真衣ちゃん、昨日のことなんだけど」


「昨日？」


「真衣ちゃんが帰ってくるの、僕待ってたんだよ。なのに朝帰り」


「だから、しょうがなかったじゃない。てか、仕事中にプライベートの話しないでよ」