【短編】真夜中のサンキャッチャー
翌朝。目覚めるとサンキャッチャーはキラキラと輝いていた。日曜日の朝、外は快晴らしい。昨日疲れたのか大分寝過ごしたみたい。手のひらも指にも力が入らない。
ぼんやりと虹色に光るそれを眺めていた。でも、キラキラと光るビーズがいつもより青い気がする。ふとテーブルを見ると、スマホはブルーのランプを点滅させていた。
メールの着信を知らせるランプ。
これを反射させていた。
私はむっくりと起きてベッドから降りた。自分の指でないような覚束ない動きで、スマホを手にしてタップした。メールのタイトル欄には『お疲れさまでした』、発信元にはアルファベットの羅列。つまりは登録されてない発信元。私は迷惑メールだと思って、開かずにそのメールを消去した。
ぼんやりと虹色に光るそれを眺めていた。でも、キラキラと光るビーズがいつもより青い気がする。ふとテーブルを見ると、スマホはブルーのランプを点滅させていた。
メールの着信を知らせるランプ。
これを反射させていた。
私はむっくりと起きてベッドから降りた。自分の指でないような覚束ない動きで、スマホを手にしてタップした。メールのタイトル欄には『お疲れさまでした』、発信元にはアルファベットの羅列。つまりは登録されてない発信元。私は迷惑メールだと思って、開かずにそのメールを消去した。