あと1センチ距離





次の日私が朝練を終えて下駄箱にいくと
上靴がなかった。
バレー部の仲間は必死になって探してくれた。
時間になりそうになったとき







『これ履きな』


話しかけられたほうをみると
そこには優馬がいた。

『大丈夫!私はスリッパ借りるから』

『んじゃ職員室まで着いていくから
それまで履いてな』

『うん。ありがと…』



この時どんなに嬉しかったか…
伝えられることはできないんだろうね…
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