らぶぁーず*ぷりんせす









それが・・・スキって気持ちに繋がってるのかどうか・・・いくら考えても私には分からなくて









「じゃあ、久田先輩がどうこうじゃなくて"琴姫は誰のコトが好きなのか"を考えるようにしてみたら?」









「私が・・・誰をスキ、か・・・」








"そういうコト!"と麻希が続けていうとタイミング良く2人が待つテーブルにたどり着いた私達









「はい、お待たせー!」







「麻希ー俺に水分おぉ・・・」







「オマエ大丈夫か?」





合流しても尚、私の脳内を埋め尽くす"スキな人"のフレーズ








私の・・・スキな人って・・・ダレなんだろう





そもそも、わたしは今誰かを好きって気持ちあるのかな?




私達はご飯を食べながら他愛のない会話をして一時間程その場で過ごした








「さて、次どこ行く?」








「琴姫、オマエほんと元気だよな」







「だって、遊園地だもんっ」







「いや、意味わからねーから」







「てか、次はあれ乗りたいっ!」








なんとかバイキング?とかいうアトラクションで船に乗って360℃回転するやつを指差した








「えぇえぇぇぇ、おれ無理!パス!!」







直ぐさま拒否する颯斗







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