らぶぁーず*ぷりんせす









「ありがとう〜!あ、お金!!いくらだった?」






「いーよ、これくらい」







「え、なんで?!悪いよっ!!」







とは言ったものの払わせてくれず、私のワガママなのに結局瀬尾くんの奢りに・・









「ごめんね、ありがとう!」






「おぅ」







私の隣に右手でアイスを持って食べる瀬尾くん










「肩・・・平気?」









「あ、ああ!櫻田が直ぐに処置してくれたからかもな」






"ありがとう"と続けて笑顔で言う瀬尾くん









その笑顔はサッカーをプレイしている時に少し似ていた









「瀬尾くんって・・・いっつも楽しそうにサッカーするよね」







「え・・・そうか??」








「うんっ。他の人も楽しそうにしてるんだけど、瀬尾くんだけはなんか、もっと楽しそうってゆーか・・・」










「なんだそれっ」







「う、上手く・・・伝えられないんだけど」









「まあ・・・サッカー、好きだからな」










そう私に柔らかく微笑んで少し恥ずかしそうにする瀬尾くん








なんか・・・凄いなあ・・・








・・・かっこいい、なぁ







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