らぶぁーず*ぷりんせす
「勝手にじゃねーよ?
"サッカーのマネになりたい"って言ってたし」
「あ、や、それはっー「なんだ、そーだったのか。じゃ、今年からはこの子で決定だな」
「えぇ?!」
否定の言葉を遮られてあっさりサトル先輩の口から結論が出される
「や、ちょ、待ってください!そんな簡単に決めていいんですか?!」
「全然オッケーだろ?なぁ皆?」
サトル先輩は部員にそう問いかけるとほぼ全員がコクリと頷いた
「・・・そ・・・」
・・・そんなぁ・・・。
そりゃあサッカー部のマネージャーやりたくて見学しようとしてたけど・・・
・・・でも!!
あの女子生徒の集まり・・・
・・・絶対ヤバイ。
絶対虐められるっ
あたしの輝くスクールライフがっ・・・
「すみません、私には無理です!荷が重すぎます。辞退させて下さい。」
意を決して少し大きな声で発すると"えーなんでー?"とマサキ先輩が悲しげな表情をする
か、かわいい・・・
で、でも!!惑わされちゃダメ私っ!
私の高校三年間が掛かってるんだから!!
「他にも希望者はたくさんいますし、私じゃなくてもっ・・・」