らぶぁーず*ぷりんせす
どれくらい歩いたのかわからないけど
雅樹先輩の言う通り気づけばもう周囲は真っ暗
「帰ろうと・・・」
「でも、迷子ちゃんの家反対じゃない?」
「え・・・あ、。」
言われてみれば・・・家とは反対の方向に歩いてたみたい・・・
・・・なんて恥ずかしい間違え・・///
「そうですよね、反対ですよね。間違えちゃいましたっ・・・」
「・・・一人じゃ危ないから家まで送るよ」
「へ、あ、いや!大丈夫ですっ」
「大丈夫じゃなさそうだから言ってるの」
「・・・っ」
そう言い私の手を握って歩き始める雅樹先輩
「えっと・・・センパイ・・・手っ・・・」
「送ってあげるんだから、これくらい俺に頂戴」
「・・・っ?///」
ちょ、ちょっだいって・・・
「迷子ちゃん、なんかあったの?」
「ーッ?!・・・い、いえ・・・ナニモ。」
麻希の事を思い出してまた涙腺が緩む