らぶぁーず*ぷりんせす









どれくらい歩いたのかわからないけど





雅樹先輩の言う通り気づけばもう周囲は真っ暗










「帰ろうと・・・」








「でも、迷子ちゃんの家反対じゃない?」








「え・・・あ、。」







言われてみれば・・・家とは反対の方向に歩いてたみたい・・・








・・・なんて恥ずかしい間違え・・///








「そうですよね、反対ですよね。間違えちゃいましたっ・・・」









「・・・一人じゃ危ないから家まで送るよ」







「へ、あ、いや!大丈夫ですっ」









「大丈夫じゃなさそうだから言ってるの」







「・・・っ」







そう言い私の手を握って歩き始める雅樹先輩










「えっと・・・センパイ・・・手っ・・・」











「送ってあげるんだから、これくらい俺に頂戴」









「・・・っ?///」







ちょ、ちょっだいって・・・









「迷子ちゃん、なんかあったの?」









「ーッ?!・・・い、いえ・・・ナニモ。」









麻希の事を思い出してまた涙腺が緩む








< 152 / 283 >

この作品をシェア

pagetop