らぶぁーず*ぷりんせす








確かに・・・カッコイイし、一緒にいて楽しいけど









一ミリたりとも動じない・・・友達って感情








だから・・・あのキスがそういう意味なのであれば、正直・・・どうしたらイイのかっ・・・








本当に・・・麻希になんて言えば・・・









「俺も困るよ、颯斗が告白したら」







「へっ?!」








「言ったでしょ?俺は迷子ちゃんが好きだって」









そう言う先輩はすごく、哀しそうな儚げな表情をしていて








「・・・っ」







言葉を失う









"なんで私なんですか"









"なんで、好きって言ってくれるんですか"










"なんで・・・そんな表情するんですか"








聞きたいこと、言いたいこと、沢山頭の中だは浮かぶのに・・・









今まで・・・見たこともないような先輩に何を伝えたら良いのかわからなかった










「はい、帰ろ」










私の手を握り再び歩き始める雅樹先輩に










私はただ、付いていくことしか出来なかった








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