らぶぁーず*ぷりんせす
「迷子ちゃん希望の部活に選ばれたのに嬉しくないのか??」
「それはっ・・・」
だって・・・
「何か心配事でもあるとか?」
イジメとか・・・ほんとになっちゃったら・・・って思うと・・・やっぱりっ・・・
「私は・・・怖いです。女の子は妬みとか、怖い・・・ですから・・・。」
少し小声でそうつぶやくとその場の皆が"なるほどっ"って頷いた気がした
「なんだ!そんなことか!」
「な?!」
"そんなこと"だなんてっ・・・!
私にとっては大きな問題なのにっ・・・
「大丈夫だよ!迷子ちゃんは俺たちが守るからさ」
「・・・・・・へ?」
予想だもしないマサキ先輩のセリフに思わず気の抜けた声が出る
「そうそうっ何も気にせず楽しく部活やってればいいから。
よろしくな、琴姫マネージャーっ」
・・・と、サトル先輩は親指を立ててポーズ
他の部員達は喜びを表し出した
「え、ちょっ皆さん??私、やるなんて一言もっ・・・」
そんな小さな抵抗も、皆の歓喜でかき消されてしまう
あぁ・・・押された。
こんなに喜ぶ皆さんを目の当たりしたら反論しずらいよ・・・っ
これから・・・どうすればいいのっ・・・?