らぶぁーず*ぷりんせす











「俺、やっぱりお前のこと好きだわ」










「・・・へッ?!せ、瀬尾くんっ・・・?」










「今日の試合だって、颯斗と久田先輩に負けたくなくて意地張った」









「・・・瀬尾くんっ・・」










私は・・・











・・・瀬尾くんと一緒に居ると









楽しくって










安心できて








それが心地いいと思えて











「櫻田には俺だけを見ていてほしい」










気付けば瀬尾くんばっかり目で追いかけていて







瀬尾くんばかり応援していて










私はもっと、色んな貴方を知りたい









瀬尾くんには、初めてそう思えた







だから・・・きっと








「私は・・・





私もっ・・・瀬尾くんが好きっ」









「・・・ッマジ?」








目を見開いて驚く瀬尾くんにコクリと頷く









「貴方のこと、もっと知りたいっ・・・」








「・・・ッ///」






顔の真っ赤に染めて恥ずかしそうに手で口元を隠す仕草をする







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