らぶぁーず*ぷりんせす









「・・・あれ?琴姫珍しく酒飲んでるのか」









こーゆー場で一度も酒を口にしていなかった私が飲んでることに驚きを見せる颯斗










「コップ一杯程度だけどね」











「いやいや、それじゃあもったいないよ」






・・・と、訳のわからない事を言う雅樹先輩










「"もったいない"ってなんですかっ(笑)」









私の話を聞いてるのか聞いてないのか、よくわからない反応のまま



"ちょっと待ってろよー迷子ちゃんっ!"



と、颯斗を引き連れて青木先輩の方へと行ってしまった










そんな先輩を不思議に思いながらもお酒をまた少し口にする









「琴姫・・・」







「ん?」








私の隣で表情が強張っている悠暉くん









・・・どうしたんだろう??












「久田先輩も颯斗も、ああ見えてガチだから気をつけろよ」








強張る表情も気のせいか、ほんのり頬が赤く染まっているような気がした










「心配・・・してくれてるの?」









「あ、いや、ッ///」









照れて隠そうとする悠暉くんが可愛いくて








それが嬉しくて







愛おしくも思えた








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