らぶぁーず*ぷりんせす
「初めて見た時だけじゃなくて、二回目も、三回目も。てか、毎日!
私はいつも、ここから楽しんでる悠暉くんの姿を見てた。もっと見ていたいって思ってたよっ?」
隣に座る悠暉くんに出来る限りの最高の笑顔で言う
いつからか、あなたのことをずっと目で追っていた
いつも、怪我しないで。無事に楽しくプレイしてほしい。心から祈ってた
試合はもちろん、練習の時でも
「オレ、サッカーバカだから。ずっとそーゆーことには興味がなかったというか、無頓着で・・・」
「うんっ?」
「付き合うのとかお前が初めてだし。
だからこれから嫌な思いとかさせちまうかもしれないけど・・・」
「ううん、多分ね?
マネージャーとして一緒に部活参加できるだけで幸せだよっ」
「琴姫・・・」
「えへへっ・・・」
真面目な表情の悠暉くんがそっと私の手を握る
顔が徐々に近づいて
「・・・っ」
目を瞑って静かに唇を重ねる
悠暉くんとの・・・初めての、キス
これがシアワセ・・・なんだね