らぶぁーず*ぷりんせす










「初めて見た時だけじゃなくて、二回目も、三回目も。てか、毎日!

私はいつも、ここから楽しんでる悠暉くんの姿を見てた。もっと見ていたいって思ってたよっ?」







隣に座る悠暉くんに出来る限りの最高の笑顔で言う






いつからか、あなたのことをずっと目で追っていた







いつも、怪我しないで。無事に楽しくプレイしてほしい。心から祈ってた






試合はもちろん、練習の時でも










「オレ、サッカーバカだから。ずっとそーゆーことには興味がなかったというか、無頓着で・・・」








「うんっ?」







「付き合うのとかお前が初めてだし。

だからこれから嫌な思いとかさせちまうかもしれないけど・・・」









「ううん、多分ね?

マネージャーとして一緒に部活参加できるだけで幸せだよっ」











「琴姫・・・」










「えへへっ・・・」








真面目な表情の悠暉くんがそっと私の手を握る










顔が徐々に近づいて









「・・・っ」









目を瞑って静かに唇を重ねる












悠暉くんとの・・・初めての、キス













これがシアワセ・・・なんだね







< 191 / 283 >

この作品をシェア

pagetop