らぶぁーず*ぷりんせす









静かな住宅街が真っ赤な夕陽一色に染められて









ヒト一人通らない路地でピタリと立ち止まる









真っ赤な夕空の下でも分かる位、恥ずかしさから赤く染まっていた悠暉くんの頬も赤みが取れて真剣な表情









「ゆうき、くん・・・」








真っ直ぐに見つめる私に







少し傾けて顔を近づける悠暉くん








「・・・・ッ・・ー」









そっと触れる唇








7月の生暖かい風が私の髪と制服のスカートを揺らした








「・・・んッ・・」








どれくらいの時をしていたのか







自然と2人の唇が離れる








「「・・・////」」










好きな人とキスするのって・・・結構、恥ずかしいんだね//








「まだ・・・慣れねーわ//」








顔を真っ赤にしていう悠暉くんは可愛くて



かっこよくて








そんな悠暉くんを見れるのは彼女の私だけなんじゃないかななんて思えて









心から幸せを感じた








「私、悠暉くんの彼女になれて、ホントに幸せだよ・・・ありがとうっ」







大好きだよ、悠暉くんっ








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