らぶぁーず*ぷりんせす
借りっぱなしとか私、最低みたいじゃんね
「・・・はぁ」
「まだ気にしてるのか・・・?」
悠暉くんは心配そうに、私をみる
「大丈夫だろ、雅樹先輩にも否はあるし。
そもそも、学校頻繁に早退するような奴がネクタイないとかそんな細かいこと気にしないと思うぜ?」
そうだよね・・・それはあるかも。
「うん、ありがとう悠暉くん」
折角悠暉くんと一緒に楽しい合宿を過ごすつもりだったのに・・・
悠暉くんには心配かけちゃってるし
ぬぁ〜
・・・奇跡みたいの起きないかなー
今すぐ返して悠暉くんとの合宿を楽しみたいよ〜
そんなことをぐるぐる考えているとあっという間に練習時間は過ぎ去って
気づけば夕食の時間となっていた
新人研修会と同じ合宿所に来ているので懐かしいなぁなんて思いながらも
入浴をして、皆と夕食を食べる為に大広間へ向かう
「はぁ・・・」
ソロソロこのことから頭離して、合宿に集中しないとみんな迷惑掛かっちゃうかもしれないよね・・・