らぶぁーず*ぷりんせす









倒れこんだ琴姫に更に近づくと












「・ーッ・・スーッ・・・」










・・・寝てる・・?











「・・・ヨカッタ」








同じく険しい顔をしている颯斗と目が合って思わず肩が撫で落とす









琴姫の奴・・・疲れが溜まってたのか









「青木先輩!」










「琴姫ちゃんがここまで弱いとは・・・」









青木先輩はびっくりして酔いが覚めたようで申し訳なさそうに謝ってきた








まあ、いいか。






無害に終わったし








「いくら夏でもここじゃ風邪引くんで部屋まで連れて行きます」











「連れて行くってお前どーやって?」









「こうやッーてッ!」









俺は寝ている琴姫の膝裏と首裏辺りに手を通して持ち上げる









コイツ・・・軽すぎじゃねーか?










「・・・ッお前って奴は・・・。







・・・お前には叶わないよなぁ」










「え?颯斗今なんつった?」









俺の質問に颯斗は"なんでもねーよ"っとハブらかした









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