らぶぁーず*ぷりんせす
頭と腕を強く階段に打ち付けながら転げ落ち
気がつけば階段を下った廊下に寝そべっていた
あれ・・・ワタシ・・・
なんだ廊下に寝てるんだろう
痛くて
身体中が痛くて
起き上がれない・・・よ?
なんで
ドウシテ
私の視界には血が流れ広がる廊下
血・・・ダレの・・・?
・・・ワタシ・・・の、?
辛うじて動く目線を階段の上に向けると
何食わぬ顔で女の子が立っていた
あの・・・ヒト・・・・・
「おい、お前っ!」
足元の方から私に呼びかける誰かの声がした
それと同時に女の子は焦るように更に階段を上り姿を消した
「おい、大丈夫か!!!?おいっ!」
足元の声は私の横で焦る声へと変わった
この声は
「・・せん・・・ぃ・・・」
そこから声が遠くなっていき、暫くして意識が落ちた