らぶぁーず*ぷりんせす
「はい、とってもっ」
私のことであんなに自分を責めて
こんなことになる前から私のことずっと支えてくれてた
悠暉くんだって、大変なこといっぱい抱えてるハズなのに
私のことばっかり気にかけてくれて
ほんとに
本当に素敵な人と付き合ってるんだって思う
「はい、終わりっ」
先生は全身隈なく見て、傷あるところは手当てをしてくれた
「頭のほうはどうかしら?」
制服を着させてくれながら言う先生
「身体を動かすたびに痛いです・・・」
「浅い傷だから縫うことはないわ。
ただ、脳内までは私では分からないから今日はもう帰って病院行きなさい」
「え、早退・・・ですか・・・」
「当たり前です。頭ばかりは目に見えないことが怖いわ。しっかり出来ることはやっておくの」
早退する事に抵抗がある私は"分かったわねっ"と念を押され、渋々"はいっ"と頷く