らぶぁーず*ぷりんせす
「は・・・?」
悠暉くんの外見からは想像出来ない声に驚くその人をドガッと殴り飛ばす悠暉くん
「離せつってんだろ変態」
「・・・イッテェ、」
悠暉くんのお陰で掴まれていた腕は離され、距離まで取れた
そして、私の目の前にメイド服姿で立つ悠暉くん
倒れこんだその人は近くにあった水が入ったバケツを手に取り、勢いよく私達に向けて投げた
「きゃッッ」
ーバシャッ
と降り注ぐ水は私には一滴たりともかからず全て目の前の悠暉くんに
「・・・・・ゆ、悠暉くんっ・・・」
ビショビショになってしまったカツラをとって横に投げ捨てる
「やっぱオトコかよックソ」
「コイツに・・・俺の彼女になんの用すか」
「カレシ?は、そんなのきーてねーぞ」
「誰に頼まれた?」
「知るかよ、おれには関係ない」
「オマエッ・・・」
「それは、コイツに聞いてくれ」