らぶぁーず*ぷりんせす
「あ、いつまでも玄関でごめんね!琴姫ちゃんどうぞ上がって上がって♪」
「あ、ありがとうございますっ」
「ささッ!悠暉の部屋は二階だから♪」
「へっ?!」
「おふくろなに勝手にッ」
「いいからいいから♪」
戸惑う私と抵抗する悠暉くんを他所に部屋まで案内してくれるお母さん
「じゃ!ごゆっくり〜♪」
「あ、はいっ・・・」
笑顔が素敵なお母さんが徐々に見えなくなりパタンとしまった部屋のドア
先ほどまでは物凄く陽気で明るい雰囲気だったから今が余計に静かに感じる
「あの、ごめんね?突然来ちゃって。まさか秘密にしてたとは思わなくて」
「勘違いするなよ?」
「え?」