らぶぁーず*ぷりんせす
「麻希のバカは許せるけどあの人には言われたくないっ!」
「ふーんっあたしはいいんだねっバカ琴っ」
「いいって言うかマシな方って話だもん!」
「てか、あの人上級生だったよ。ネクタイ赤だった」
「え、まじ?!」
青南高校はネクタイの色で学年が決められてる。
現在で言うと・・・
私たち一年生が 青
二年生が 赤
三年生が 緑
そして来年後輩が入ってきたら卒業した人の緑を使うって仕組み
そんなこんなしているうちに教室についた私たち
うちの学校は入学式前にクラス分け報告通知書が届くため麻希と同じクラスなのは事前に喜び済み。(笑)
席について教室を見渡すと
既にほとんどグループが出来上がっていた
ほーんと・・・
「・・はやいなぁ」
そんな状況を目の当たりにし、"麻希と一緒で良かった"と、心から思った
しかも麻希はあたしの一つ後ろの席だしっ(笑)
「ねえ琴姫、部活何処に所属するか決めたー?」
私たちはそれぞれ前後の席に着いて私は椅子に横座りして麻希と会話をする
「もっちろーん!!検討済み♪」
「へー・・・、琴姫にしては珍しいー」
ドヤ顔の私に呆気取られる麻希