らぶぁーず*ぷりんせす
困る私の目の前では呆れ顔の部長
ぶ、ぶちょ〜助けて〜〜///
「さーて部活はじめるぞー」
手をパンパンと二回叩いて部内の雰囲気を締める部長
「拓海も、行くぞ」
「へーい」
部長の声掛けで"ざーんねん"と言いながらも手を離してくれた青木先輩
「・・・」
・・・ふぅ・・・助かったぁ
部員全員が練習の為グラウンドに出る中、颯斗と瀬尾くんだけ残って着替えることに
私はいつも全員が着替え終わった後に部室でジャージに着替えている為、部員の皆んなと一緒に一旦部室の外に出て二人が終わるのを待つ
部室の壁沿いに立って待っていると雅樹先輩も何故か私の隣に肩を並べて立つ
「迷子ちゃん大変だったね」
そうニコッと微笑んで言う雅樹先輩
「ほんとですよっ。もー今後の青木先輩対策どーしよーかと思いますよ!」
これからもなんだか似たようなことが起こりそうで仕方がないっ・・・
「んー、拓海先輩に彼女が出来るかー、迷子ちゃんが彼氏を作るかしないとかね」
「うん、青木先輩に彼女が出来る事を願うしか・・・」