らぶぁーず*ぷりんせす









「一旦休憩挟むぞー!」







部長のその指示で試合をしていた皆がズラズラと私と部長が居るベンチ目掛けて歩き出す








「皆さんお疲れ様ですっ!」








「迷子ちゃん!」







「雅樹先輩!お疲れ様です」








「ありがとう!てか、迷子ちゃんってば"応援よろしく"って言ったのに悠暉のこと応援してただろー」







そうちょっぴり膨れながら言う雅樹先輩







「や、あれは・・・ついっ・・・」







「"つい"・・・ねえ〜・・・」






な、何故か疑われてるっ?!








そんな視線に居た堪れなくなって


「い、いいですから雅樹先輩も休憩して下さいっ///」




なんて言いながら雅樹先輩の背中を軽く押してベンチへ向かう








そんな時、ふっとフェンスへ視線が行くとそこには見慣れた存在が








「・・・麻希?」







「ん?どしたの迷子ちゃん?」










少し距離がありボヤけてきちんとした判断が出来ないけど、麻希のような人影が・・・









気になるっ・・・










「友達が来てるみたいなのでちょっと行ってきます!」








"すぐ戻りますので!"と言い残し雅樹先輩から離れてフェンスへ向かう






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