らぶぁーず*ぷりんせす






「てかさ、まさかとは思うけど校内で迷子なんてわけじゃ・・・」







「・・・っ」





ホレボレとする私に容赦ない一言






「まじすかっ」





黙り罰悪そうにする私を目の辺りにし察したのか、"校内で迷子ってありえないでしょっ"とお腹かかえて笑う先輩






「・・・」




むう。





「・・そんなに笑わなくても」





「っごめんね。なんか可愛いなっておもって」





「かわっ///?!」




"可愛い"ってそんなっ///






「ほら迷子ちゃん、俺が案内してあげるよっ」






「へ、ちょっ?!///」






先輩は私の手を引いて歩き出す








なんでこの人は初対面の私にこんな懐っこいんだろか






・・・フシギっ






歩き始めた先輩は・・・




「どこの部活見学しようとしてるの?」





・・・と、当然なる質問。





でもなんか、言うの恥ずかしいなっ・・意外って思われちゃうかなっ






「・・・サッカー部です」






「うちの学校女子サッカー部ないよ?」






「・・・のマネージャーです」




そう小さく呟く私を横に少し驚いて何かを悟った様子の先輩




< 9 / 283 >

この作品をシェア

pagetop