後輩くんの悩み。


「ちょっと、高野!どこ行くの!?」




お酒が入っていることもあり、力が入らずそのまま引っ張られる私。




そんな私のほうを振り向きもせずに高野は、




「俺んち」




と、短く答えた。




あぁ、高野んちか。




そうか、高野の…………




ん?高野の家?




「い、いやいやいや!帰るよ!自分の家に帰る!」




お酒が入っているとはいえ、正常な判断ができた私の頭。

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