10年越しのコクハク
「はい。大丈夫ですけど、わたしでいいんですか?支店長の担当ですよね?」
この会社、最近になって取引先に加わったところだ。
「もちろん、大丈夫だよ。先方との信頼関係は良好で、ぜひうちの事務機をリースしたいって言ってたから」
「そうなんですか?それなら良かった。じゃあ、わたしはシッカリと引き継ぎます!」
と言うと、支店長は苦笑いをした。
「そんなに気負わなくていいよ。あちらも、若い営業マンを付かせると言ってたから。だから、加藤さんの明るいキャラで、ガッシリと顧客の心を掴んで欲しくてね」
「分かりました!頑張ります」
へぇ。若い営業マンか。
それは楽しみだわ。
新たな出会いで、さっさと忘れてしまおう。
あいつ……、和樹のことなんか。
この会社、最近になって取引先に加わったところだ。
「もちろん、大丈夫だよ。先方との信頼関係は良好で、ぜひうちの事務機をリースしたいって言ってたから」
「そうなんですか?それなら良かった。じゃあ、わたしはシッカリと引き継ぎます!」
と言うと、支店長は苦笑いをした。
「そんなに気負わなくていいよ。あちらも、若い営業マンを付かせると言ってたから。だから、加藤さんの明るいキャラで、ガッシリと顧客の心を掴んで欲しくてね」
「分かりました!頑張ります」
へぇ。若い営業マンか。
それは楽しみだわ。
新たな出会いで、さっさと忘れてしまおう。
あいつ……、和樹のことなんか。