love story

チラッと上目遣いで私を見る彼は、
相変わらず可愛い顔をしていた。


「子供扱いすんなって」

「はいはい、そうだったわね」


ぶすくれる彼についついクセを出してしまった私はクスクスと笑う。


「....俺も瞳さんみたいに早くオトナになりてー....」


顔を赤らめ恥じらいながらボソッと小声で呟く。


まだまだオトナへの階段を進むには時間がかかりそうだ。
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