love story

そのまま彼は私を壁に追いやると、手をついて見下ろしてきた。

「森下君....?」

ドキドキが収まらないまま彼を見上げるとジッと見つめ返してきてくるだけ。

「村木って彼氏とかいるの?」

「あ、彼氏はいないけど....」

「けど?」

貴方が気になるなんて言えず目線を逸らすと、彼は私の顔を覗き込むように近づけてきた。

二人だけの空間が更にドキドキ度を増していく....。
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