love story
今受け持つクラスは四歳児。
とにかくみんなやんちゃで全体をひとまとめにするだけでも大変な子だ。
「せんせー」
園庭で外遊びをしていると、一人の男の子が声をかけてきた。
スモックを被り名札には、かいとと書いてある。
「かいと君どうしたの?」
彼は周りの子達よりも少しだけ大人びていて、とても物知りな男の子だった。
「ちょっときて」
かいと君に手を引っ張られそのまま誰もいない保育室に入る。