僕、幼なじみと恋愛中
俺んちは俺が小学生のころに離婚したため、片親だ。
母さんは女手一つで俺ら四人を育ててくれた
父親がいない寂しさはなんとなくわかる。
杏夏を突き放した頃は離婚した直後だった。
それからの杏夏は笑顔も次第に消えていった
たまにみる笑顔も作り笑いに変わっていた
今となっては杏夏は作り笑いが普通になっていた
一人称もいつの間にか僕に変わり、
設楽以外に心を開かなくなった。
そんな杏夏をただただ見ていた俺には
それが杏夏なりのSOSだとは気づかなかった。
ましてやおばさんが死んでることや
おじさんが杏夏を虐待してることも
気付きもしなかったんだ…