僕、幼なじみと恋愛中
拓海side
俺は授業をサボり、音楽室にいた
ポーン
置いてあるピアノの前の椅子に座り、ピアノを弾く
そういえば幼稚園の時もよく弾いてたな
あの頃の杏夏は泣いてばっかりで毎日の様に俺がピアノを弾いていた
普通なら逆だろ??(笑)
ま、杏夏も今では弾けるけどあの頃はまだ弾けなかったから。
俺は昔の様に小さい頃よく見ていたアニメソングを弾く
丁度弾き終わった時、音楽室のドアが勢い良くあいた
ピアノ弾いてたからバレたか??と思い、ゆっくりとドアのほうを向く
ギュー
ドアのほうを向いた途端、何かが思いっきり抱きついてきた
この匂い…
「杏夏??
何でここにいんだ?」
「たくっ!!たくっ!!」
確認するかのように俺の名前を連呼する
「杏夏??どうした?」