僕、幼なじみと恋愛中
拓海side
「…オレは父さんたちが死んでから今まで以上に勉強もスポーツもやった
でも、いくらやっても満足しなかった
それどころかもっと頑張ろうと気さえおきなかった
爺ちゃんはオレが何かを成功するたびに
「頑張ったな」「よくやった」
そういってくれるけど、オレが望んでいた答えじゃなかった
オレは父さんたちみたいに
「火榎流ならもっと上にいけると思うよ。頑張れ」
そう言って欲しかったんだ。
爺ちゃんがオレに気をつかって言ってくれてるのはよくわかる。
けど!オレは無意識の内に爺ちゃんと父さんたちを比べちゃうんだ。
無意識の内に爺ちゃんの意見を否定してるんだ。
オレは寂しくない。爺ちゃんがいるんだから1人じゃない。
そう思っていたのに!
周りが
「可哀想だね」「寂しいね」
そんなことを言ってくるたんびにオレは惨めになっていく気がしてならなかったんだ…」
ひーは1人で苦しんでいたんだ…
なんで気が付かなかった??
あれだけ1人でいることに悲しんでたのに
なのに1人でここに戻ってきたのことに疑問を持っていたはずなのに
もっと早く気がつけば…