単純な恋。
何か、忘れてる。


…。


…。



好きとか、付き合おうとか。
言ってもらってない。



「…やっ。…西原、待って」


西原の肩を押す。


「…話は?」


西原の右腕がドアに伸び正真正銘の


『壁ドン』。





「夏海が好きだ。


俺と付き合って下さい」





うなづいた私の顔に西原の手が伸びて
キスの続きが始まった。







< 18 / 67 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop