へきドン【壁ドン企画】
俺はそのまま妻の顔を見つめた。
昔から肌だけはきれいだ。
「ぐふぐふ」
相変わらず、気持ち悪い笑い方をしているその唇に、そっと唇を押し当てた。
前に妻にキスをしたのはいつだろう。
夜の営みの最中にすることはあっても、こうしてキスだけをするのは久しぶりだと気づく。
そっと唇を離すと、
「うひゃひゃ、何してるの?へっへっ」
これだ。
ムードも色気もあったもんじゃない。
あぁ、今日の歓送迎会で、隣に座った総務課の新人の子、かわいかったなぁ。
今度、二人で飲みに行きましょうよぅ、と言ってきた、22歳の新人。
昔から肌だけはきれいだ。
「ぐふぐふ」
相変わらず、気持ち悪い笑い方をしているその唇に、そっと唇を押し当てた。
前に妻にキスをしたのはいつだろう。
夜の営みの最中にすることはあっても、こうしてキスだけをするのは久しぶりだと気づく。
そっと唇を離すと、
「うひゃひゃ、何してるの?へっへっ」
これだ。
ムードも色気もあったもんじゃない。
あぁ、今日の歓送迎会で、隣に座った総務課の新人の子、かわいかったなぁ。
今度、二人で飲みに行きましょうよぅ、と言ってきた、22歳の新人。