女子高生より君が好き
「45歳の美人と、22歳のちょいポチャの若い子…やっぱそうなるかぁあ」


ひかりが、おやじのように、プハッとビールを飲みながら言う。


「男なんてさ、若けりゃ若い方がいいんでしょ?馬鹿だよねぇ」


男の俺に真正面から同意を求められましても。


ぶん、と鼻をかんで、ろくに返事をしない俺をよそに、ひかりのトークは続いていく。



「わー見て、もう、ホント不細工。あのオッパイなんて、下手したら整形…乳入れる前に顔いじれっつの……

あ、そういえば今日も職場でさぁ…」


子守唄のように、ひかりの愚痴やら何やらを聞きつつ、俺はうとうとしていた。
< 2 / 15 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop