ファンタジー
完
- 作品番号
- 1132355
- 最終更新
- 2020/02/07
- 総文字数
- 130,457
- ページ数
- 88ページ
- ステータス
- 完結
- PV数
- 106,196
- いいね数
- 0
心を許せるのは、兄とゲームだけ
風坂麗【カゼサカ ウララ】
「頭の悪いやつに用はないのよ」
.:*゚..:。:. .:*゚:.。:.
オンラインRPG
“PEERS' STORIES”
【ピアズ・ストーリーズ】
シャリン(♀)as 麗
【電光石火の少女剣士】
×
ラフ(♂) as ???
【“呪い”の双剣戦士】
×
ニコル(♂) as ???
【植物を操る魔法使い】
ゲームで出会った仲間
CGの向こうにいる人
「会ってみたい……」
☆.。.:*・゜
“悪”の証明、日常の崩壊
近付く心、やるせない真相
「すがすがしいほど絶望的ね」
近未来が舞台の
異世界系ゲームと
不治の病をめぐる
SFファンタジー
☆.。.:*・゜
good or bad end?
.:*゚..:。:. ゚+..。*゚+ .:*゚:.。:.
西暦2052年:赤呪の章
西暦2058年:緑風の章
西暦2059年:青剣の章
西暦2059年:闇剣の章
*゚..:。:. ゚+..。*゚+ .:*゚:.。:.
☆ご感想ありがとうございます
ヘーゼルナッツさま
少名毘古那さま
抹茶ショコラさま
樹里衛さま
汐見 夏衛さま
♡shion♡さま
▷おいば かほさま
ナキムシさま
☆レビューありがとうございます
汐見 夏衛さま
まひる◎さま
暁月 イトさま
柊チノさま
- あらすじ
- 少しだけ未来の世界。孤独な天才少女の麗は、オンラインゲーム「ピアズ・ストーリーズ」に没頭するときだけ、楽しい気持ちになれる。そんな中、ピアズを通じて出会ったのは、ちょっとムカつく戦士とお人好しな魔法使いの二人連れ。彼らとともに冒険をするうち、麗はどんどん心が晴れていくのを感じるが、一方、現実世界の「悪意」が唐突に麗に牙をむく。
「救ってくれた人を、今度はあたしが救いたい」
この作品のレビュー
非常に深く、重く、大きな作品です。 普通に考えれば小説二冊、いえ三冊書けるほどの深さのある作品です。 作者様の伝えたいテーマが、それほど多く、大きく、深いのです。 生きるとはどういうことか? 死ぬとはどういうことか? 孤独とは何か? 他人との関わり方とは? インターネット社会、オンラインゲームにおける対人関係の在り方とは? そして、愛とはどういうものか? 作者様が深く深く考え抜いた壮大なテーマが、冒険ゲームを通して読み手の心を貫きます。 とにかく、大きな作品です。ぜひ読んで、そして、考えてみてください。 生と死について、孤独について、 愛について。
この作品の感想ノート
柊チノさま
上下巻の長編をお読みいただき、素敵なレビューをお書きくださって、ありがとうございます!
現実世界では学校トラブルと不治の病、ゲーム世界ではハワイ神話とオンラインならではのテーマ。
と、何かと情報量が多く、こなれていない部分もあったかと思います。
評価していただき、嬉しいと同時に恐縮しています(^-^;
呪い状態のラフ、私も書いてて楽しかったです。
ちょっと破滅的なところのあるキャラが好みなので。
私の書くものは、詰め込み過ぎの高密度な長編ばかりです。
もしもまたお読みいただけるなら、どうぞご覚悟くださいませ(゚ー゚;A
ご読了とレビュー、本当にありがとうございました♪
暁月 イトさま
素敵なレビュー(とメッセージ)、ありがとうございます!
『ログイン』も『リヴオン』も『ラヴミイ』も『小説家』も重たい長編なのに読み通してくださって、本当に感謝です。
完璧なのに完璧じゃない、強いけれど弱い。
そういう「生身の人間らしさ」を描きたくて、いつも執筆しています。
麗に親近感を覚えていただけて、嬉しいです(*^^*)
麗は極端な例ですが、学校に息苦しさを覚えている人はたくさんいるはず。
でも、その息苦しさの理由に気付かないと、ますます胸が塞ぎますよね。
私が書いたものが、誰かが何かに気付くきっかけになってくれればと願っています。
私自身は、うまくいかなかった自分の学校生活をいろんな形で書いて追体験して、自分を見つめ直しています。
バトルシーンを書くのは、とても楽しいです(゚▽゚*)♪
いい子ちゃんより、闇のある子を書くほうが好きです。
異世界ゲームシリーズも描き続けられたらいいなと思っています。
(バトルが楽しすぎて描写が荒くれないように気を付けます)
たくさんの嬉しいお言葉をありがとうございました。
これからも楽しんでいただけるよう、精進します!
ナキムシさま
上下巻ともにお読みくださり、ありがとうございます。
字数ギリギリまでご感想を書いていただいて、とても嬉しいです!
「よく吟味された優しい言葉」という一言にドキリとしました。
ネットでは、相手の顔が見えないからこそ、簡単に毒を放ってしまいがちです。
私も気付かないうちに誰かを傷付けているんじゃないかと、いつも気掛かりです。
でも、一方で、吟味しすぎた言葉が嘘に近付いているんじゃないかと、それも怖くなります。
私も界人みたいな兄がほしいです(笑)
実際は三つ年下の弟がモデルなので、なんだか変な話ですが(^-^;
悟り切ったようなふりをしてますが、界人にも、もろいところがあります。
でも、そのもろさを含めて「自分」という人間の器を理解しているから、しなやかに生きられる。
という人物像を目指したつもりです。
(意図どおりにできてたらいいな……)
この物語、執筆の出発点は単純で、
「不治の病を患った彼が、ネットの中で『希望』と出会い、治療の道を得る」
という内容を描きたかったんです。
現時点では、「希望」と出会うところまでは現実的に可能です。
でも、今の医科学の技術では、彼の病を治すことができません。
だから、未来の世界を設定しました。
執筆上の制約(煩雑な情報空間を書くほどのITの知識がない、など)が『ログイン』の世界観を決定する要素でした。
自分にとって無理のない範囲で描いているからリアリティが出せたかな、と一応思っています。
自分の範囲といえば、万知はけっこう無理がありました。
頭から煙が出そうでした。
もともと思想系・哲学系は苦手なので、“悪”やら“愛”やら、目に見えない概念の定義を語るとかヤメテクダサイって感じで(;▽;)
1990年代の少年犯罪の本を調べていて、万知のような人物像に出会いました。
万知に背負わせたメッセージは、私自身、まだ消化できません。
勢いで殴り書いたアンバランスな物語を丁寧に読んでいただき、しっかりとしたご感想までいただいて、本当にありがとうございました。
ナキムシさんにも、信頼できる誰かが現れますように。
いつかきっと現れることを願います(*^^*)
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