感想ノート
ご感想ありましたら、ご自由にどうぞ。
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馳月基矢 2016/01/28 22:52
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暁月 イトさま
素敵なレビュー(とメッセージ)、ありがとうございます!
『ログイン』も『リヴオン』も『ラヴミイ』も『小説家』も重たい長編なのに読み通してくださって、本当に感謝です。
完璧なのに完璧じゃない、強いけれど弱い。
そういう「生身の人間らしさ」を描きたくて、いつも執筆しています。
麗に親近感を覚えていただけて、嬉しいです(*^^*)
麗は極端な例ですが、学校に息苦しさを覚えている人はたくさんいるはず。
でも、その息苦しさの理由に気付かないと、ますます胸が塞ぎますよね。
私が書いたものが、誰かが何かに気付くきっかけになってくれればと願っています。
私自身は、うまくいかなかった自分の学校生活をいろんな形で書いて追体験して、自分を見つめ直しています。
バトルシーンを書くのは、とても楽しいです(゚▽゚*)♪
いい子ちゃんより、闇のある子を書くほうが好きです。
異世界ゲームシリーズも描き続けられたらいいなと思っています。
(バトルが楽しすぎて描写が荒くれないように気を付けます)
たくさんの嬉しいお言葉をありがとうございました。
これからも楽しんでいただけるよう、精進します!馳月基矢 2015/10/19 00:27
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ナキムシさま
上下巻ともにお読みくださり、ありがとうございます。
字数ギリギリまでご感想を書いていただいて、とても嬉しいです!
「よく吟味された優しい言葉」という一言にドキリとしました。
ネットでは、相手の顔が見えないからこそ、簡単に毒を放ってしまいがちです。
私も気付かないうちに誰かを傷付けているんじゃないかと、いつも気掛かりです。
でも、一方で、吟味しすぎた言葉が嘘に近付いているんじゃないかと、それも怖くなります。
私も界人みたいな兄がほしいです(笑)
実際は三つ年下の弟がモデルなので、なんだか変な話ですが(^-^;
悟り切ったようなふりをしてますが、界人にも、もろいところがあります。
でも、そのもろさを含めて「自分」という人間の器を理解しているから、しなやかに生きられる。
という人物像を目指したつもりです。
(意図どおりにできてたらいいな……)
この物語、執筆の出発点は単純で、
「不治の病を患った彼が、ネットの中で『希望』と出会い、治療の道を得る」
という内容を描きたかったんです。
現時点では、「希望」と出会うところまでは現実的に可能です。
でも、今の医科学の技術では、彼の病を治すことができません。
だから、未来の世界を設定しました。
執筆上の制約(煩雑な情報空間を書くほどのITの知識がない、など)が『ログイン』の世界観を決定する要素でした。
自分にとって無理のない範囲で描いているからリアリティが出せたかな、と一応思っています。
自分の範囲といえば、万知はけっこう無理がありました。
頭から煙が出そうでした。
もともと思想系・哲学系は苦手なので、“悪”やら“愛”やら、目に見えない概念の定義を語るとかヤメテクダサイって感じで(;▽;)
1990年代の少年犯罪の本を調べていて、万知のような人物像に出会いました。
万知に背負わせたメッセージは、私自身、まだ消化できません。
勢いで殴り書いたアンバランスな物語を丁寧に読んでいただき、しっかりとしたご感想までいただいて、本当にありがとうございました。
ナキムシさんにも、信頼できる誰かが現れますように。
いつかきっと現れることを願います(*^^*)馳月基矢 2015/06/26 01:13
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はじめまして。
上巻、下巻読みました。
とってもいいお話でした。
“顔の見えない相手”の方が信用出来る…
信用出来るかはわかりませんが、顔の見えないオンラインの相手には必要以上に自分のことを話してしまったりします。
きっと、話してしまっても、それで嫌われても、顔の見えない相手の表情はわからないし、そう思っても、咄嗟に口からこぼれる言葉は聞こえないから、届くのはよく吟味された優しい言葉だけ…。
だから気にならないのかな、と思ったりします。
それに、日常で関わらないので、気負わずに話せる、というのもあるかもしれません。
にもかかわらず、
たとえば、野いちごで会った作者さんや、読者さん。
彼らにリアルの世界で会ってみたいと思ってしまうことがあります。
きっと楽しいだろうな、なんて。
麗は現実でも素敵な人と会えて良かったですね
生きる意味、生きたい理由を麗が見つけることが出来て良かったです。
界人は素敵なお兄ちゃんですね。
とっても優しいし、どんな麗も麗として受け入れて、認めてくれる。
私は一番上なので、こんなお兄ちゃん欲しいな~、なんて思いながら読んでいました(^^)
朝綺さんも、いい友人がいて良かったですね。
読んでいて、
ああ、未来ではこんなにネットがしっかり管理されてるんだな~、とか思ってました。
そして、ちゃんと言葉を交わすことが出来るんだな、と思いました。
いいですね。リアルタイムでのチャットでも、文章だと、どうしてもタイムラグが生まれてしまうので…
あんまりきつく管理されてるのもアレですが、そういう未来も面白いな、と思いました。
学校生活では、万知が怖いな、と思いながら読んでいました。
でも、頭が良すぎて、いろんなことが見えすぎて、それを理解してもらえなくて苦しんでいるのは、なんだか可哀想だな、と思いました。
とはいえ、私が万知の近くにいたら、きっと敬遠してしまっていたと思います(^_^;)
やっぱり自分の理解の範疇を越えているものは怖いと思ってしまうので……。
〝生きてる意味、わかんない〟
お兄ちゃんとしては、凍りついてしまうような怖い言葉ですね。
答えを間違えれば、大切な妹を失ってしまうのですから……。
あ、長々とすみません。どうやらここが感想書ける最大の長さのようです。観念してここで終わりにしますね。素敵なお話をありがとうございました!霜月 迷 2015/06/25 20:04
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まひる◎さま
素敵なレビュー、ありがとうございます。
また、何度も繰り返し読んでいただけたこと、本当に感謝いたします。
流行りのストーリー構成ではないな、と思っています。
ネットゲームの中でさえ無敵にはなれず、付きまとう現実は、逃れようのない痛みに満ちている。
(ネトゲ物と言えば、無敵だったりハーレムだったりするのが一般的……)
でも、流行ってなくていいんです。
書きたいように書かせていただき、読んで共感してくださる読者様がいらっしゃることが私の喜びです。
共感してくださって、ありがとうございます。
余談ながら。
つい先日、朝綺が患う「筋ジストロフィー」の一部の型に有効な特効薬が臨床実験の段階に入った、というニュースを介助士の弟づてに聞きました。
絶望のストーリーにも、懸命に抗う現実が確かに存在します。
不治と言われている病気が、いつの日か克服できますように。
その日が早く訪れますように。
まひる◎さま、本当にありがとうございました♪馳月基矢 2015/06/25 00:32
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▷おいば かほさま
お読みいただき、ありがとうございます♪
勿体ないくらいのお言葉、光栄です(*^^*)
この話、もともとはニコルとラフの関係(=介助士と利用者さんの関係)を浮き彫りにしたくて書いたんです。
だから、麗より以前に彼らの設定が固まっていました。
彼らに希望を与えることができるヒロインとして、麗という天才少女を描きました。
シャリンをツインテールにしたのは、介助士のモデルである私の弟の好みです(゚ー゚)ニヤリ
完成度の高い作品、と言っていただくのは申し訳ないです。
実は、この原稿、新人賞・小説賞で何度も落選しているんですよ(笑)
落ちるたびに手を加えて、最終的に三人称から一人称に書き換えて、今に至ります。
一人称にしてからも1度、オンラインでの小説賞に落選しています(^-^;
評価コメントが付く賞が1度あったのですが、落選理由は
「よくある設定、結末にも意外性がない」
とのことでした。
そういう経緯があったので、野いちごという場で読んでいただける今、充実感があります。
本当にありがとうございます!馳月基矢 2015/06/11 01:24
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♡shion♡さま
上下巻、ともにお読みいただき、ありがとうございましたm(_ _)m
麗と一緒にたくさんのことを感じていただき、作者として本当に嬉しく思います。
画面に向かって執筆しながら、追いかけて読んでくださる読者様の存在を数字で目撃しつつ、私自身、麗の気持ちと完全にリンクしていました。
重く長い話を読破していただき、こうしてご感想をいただき、本当にありがとうございます(*^^*)馳月基矢 2015/05/31 01:03
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上巻に続いて、下巻も一気読みさせて頂きました!
現実世界の学校は、読んでいて辛かったです。
麗の気持がリアルに感じられて表現の巧みさに脱帽しました。
現実世界とゲームの世界、別々の様で繋がっている。
麗とシャリン、双方の体験がそれぞれに反映されて、少しずつ成長していく姿は綺麗でずっと見ていたいと思いました。
見えない相手だから話せる事、見えない相手だから怖い事。
その心理が凄く共感しました。
そして、携帯小説を使ってそれを描く作者様の発想にまた脱帽です!
素敵な作品をありがとうございました!♡shion♡ 2015/05/31 00:01
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汐見 夏衛さま
重たい要素満載の話をお読みいただき、本当にありがとうございます。
レビューもご感想も、じっくりと考えて書いていただけたのだな、と嬉しいです。
近未来設定なのは、彼を救う技術が現代にはまだ存在しないからでした。
アテンダントをしている弟は、夜勤中、同世代のクライアントを目の前で喪っています。
そのやるせなさを、何らかの形で表現していきたいと思いつつ。
勢いの先行した、形としては歪な、長編小説でした。
お読みいただき、本当にありがとうございました。馳月基矢 2015/03/22 16:18
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一気に読んでしまいました。
もう、下巻の怒涛の展開といったら!
鈍い私、下巻でやっと「あれ?もしかしてコイツらって…」と引っかかりはじめ、
上巻の始めから張り巡らされていた伏線に「あ、あれはそういうことだったの?」と遅ればせながら気づき、
「ふふ、なるほどそういうことか……見切ったぞ」なんてほくそ笑んでいたら、
ラストで「えっ!?あーそっちも!?そっちにもオチが待ってたわけ!?」と度肝を抜かれました。
そして慌てて上巻のプロローグに駆け戻り、「あーほんとだ、ちゃんと書いてあったんじゃん……」と自分の愚鈍さに項垂れました笑
↑ネタバレになってしまうのでかなり曖昧な書き方になってしまって申し訳ないのですが……
つまり、とっても楽しく読ませていただきました!
そして、クライマックスの切なさと感動。心を打たれました。運命の残酷さにやりきれなさを覚えて……
麗が分からなかった「生きる意味」って、「生きていて欲しい相手」が見つかったときに初めて見出せるものなのかな、と思ったりしました。
すみません、レビューも感想も本当に言葉足らずで、この感動を全く表現できていません……
とにかく、たくさんのことを考えさせてくれる素晴らしい作品でした。ありがとうございます!長々と失礼いたしました。汐見 夏衛 2015/03/22 14:02
柊チノさま
上下巻の長編をお読みいただき、素敵なレビューをお書きくださって、ありがとうございます!
現実世界では学校トラブルと不治の病、ゲーム世界ではハワイ神話とオンラインならではのテーマ。
と、何かと情報量が多く、こなれていない部分もあったかと思います。
評価していただき、嬉しいと同時に恐縮しています(^-^;
呪い状態のラフ、私も書いてて楽しかったです。
ちょっと破滅的なところのあるキャラが好みなので。
私の書くものは、詰め込み過ぎの高密度な長編ばかりです。
もしもまたお読みいただけるなら、どうぞご覚悟くださいませ(゚ー゚;A
ご読了とレビュー、本当にありがとうございました♪