time machine
「ちょ、何よいきなり…」
「奢るって言ってたろ?」
「な、本気で言ってたの??」
「当たり前」
…2人肩を並べて歩く。
月明かりが2人の影を映して。
村上と帰るなんて、初めてで。
緊張してきた…
「どこ行くの?」
「どこにする?どこでもいいけど」
…決めてないのね。
気分的に、アイスが食べたい。
外は雪が降ってるけど。
部活やってからのアイスがあの頃の日課だったから…
「じゃあアイス食べたい」
「お前、こんな寒いのにアイスかよ」
…言われると思ったけどさ。
「いいじゃん!行こ♪」
仕方ねーな…って顔でこっちを見る村上。
結局、アイスを奢ってもらう事になった。