time machine
「遼?今、どこにいるの?何してるの?」
「………俺、ずっと、ほんとの、気持ち、いえなく、て…」
「バカ!!どこにいんの!?言ってよっ!!」
「……だいすき、だっ、た…」
血の気が引いていくのが分かった。
目の前は真っ白になって。
どういう状況なのか、理解不能。
「由梨絵…?どうした?」
瑞希に呼ばれて、やっと状況を理解した。
遼は、多分事故った。
救急車は来てたから、きっと運ばれてる。
「瑞希……総合病院に行こう」