俺は俺だから



俺はゆったりテレビをみてた。
ふと携帯をみると、メールが晴からきてた。
それは、明日カナの彼女を見に行かないかとゆー誘い。
もちろん行くさ!!
どんな子か間近でみたいし(笑)
俺はすぐに返信しようと、メール画面にする。
すると、いきなり電話がかかってきた。
メールを打ってたもんだから、ボタンをおしちまって‥‥

通話状態になってんじゃんか!!!!

相手は‥‥
公衆電話?!?!
いまどき誰だよ。 や、間違いかな?

とりあえず応答する俺。
「‥‥もしもーし?」
すると相手は意外にも‥‥
「あ、もしもし? 一悟?」
その声の主は‥‥
「あ?! 田崎?!」
そー、あの田崎だった。
田崎は俺だということを確認した後、急にしゃべりだした。
「うん、田崎だけど。 いきなり迷惑かもしんないけど、あたし一悟のこと好きだから。 それじゃ」
「‥‥‥?! えっ!? ちょ‥‥ 待っ‥‥!!!!!」

ガチャッ  プー プー プー

‥‥‥人の話聞けよ! 
え? つか何? 
今の? あぁ!?!?
転回が早すぎて、ついていけない俺の頭。
1分もしない出来事。
理解ができない。


んーと、俺今‥‥ 告られた?!?!
だれに?! ‥‥田崎?!?!
え、まじかよ!!!!
嘘だと思って、履歴をみた。
しっかりと『11:47 公衆電話』と書かれていた。
うっわぁー、リアルだ!!!!!!



でも、なぜに公衆電話?
田崎、携帯もってたはずだし。
‥‥あ、アレか、『ドッキリ』??
それとか、祭りの後だし、なんかの罰ゲームとか!
ありえるな~、田崎の友達キャピキャピした奴多いし。
そーゆーの好きそ。
あ、友達に失礼かな。 ごめんなさい。
ってゆーか、バツ告される俺って一体‥‥(p_q;;)
悲しいぞ。 
でも別にいーぞ。 
俺優しいからさ‥‥。
だんだん考えることがずれてきた。


考えるのがめんどくさくなった俺は、結果、『ただのバツ告』だと解釈して、
そんなに気にしてなかった。



  

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