女子力高めなはずなのに
美鈴さんには日頃からご指導いただいているのに、期待に応えらえず申し訳ない……。
「美鈴さんにいろいろと教えてもらって、出来るだけ綺麗にしてるつもりなんですけど……。好きになってもらうって難しいですね」
すると美鈴さんは驚いた顔をした。
「あら、そんな!違うわよ。そういうことじゃないの。さくらちゃんが浩さん以外の人に頼るなんて珍しいからね、どんな人なのかなーと思って」
確かに、今までお兄ちゃん以外の人に頼ったことはなかった。
特にお父さんのことなんて、絶対に誰にも知られたくなくて、ひたすら秘密にしていて。
和美ですら、お父さんのことは知らない。
今まで付き合ってた人にも言ったことなかったのに……。
どうして、井川さんには言ってしまったんだろう。
どうして、頼ってしまったんだろう。
「さくらちゃんがそういう人を見つけられたのは、すごく大事なことだと思うの」
「でも……」
そうは言っても片想いですから。
「美鈴さんにいろいろと教えてもらって、出来るだけ綺麗にしてるつもりなんですけど……。好きになってもらうって難しいですね」
すると美鈴さんは驚いた顔をした。
「あら、そんな!違うわよ。そういうことじゃないの。さくらちゃんが浩さん以外の人に頼るなんて珍しいからね、どんな人なのかなーと思って」
確かに、今までお兄ちゃん以外の人に頼ったことはなかった。
特にお父さんのことなんて、絶対に誰にも知られたくなくて、ひたすら秘密にしていて。
和美ですら、お父さんのことは知らない。
今まで付き合ってた人にも言ったことなかったのに……。
どうして、井川さんには言ってしまったんだろう。
どうして、頼ってしまったんだろう。
「さくらちゃんがそういう人を見つけられたのは、すごく大事なことだと思うの」
「でも……」
そうは言っても片想いですから。