女子力高めなはずなのに
やっと週末の金曜日。
だからといって、特別なお約束があるわけでもない寂しい私。
帰り際、使った資料を戻すのを忘れていたことに気がついて、着替えてから倉庫に寄った。
背伸びをして箱の中に資料を戻す。
ふと、喫煙室から数人の話し声が聞こえてきた。
喫煙室の扉が少し開いていて、そこから声が聞こえてくるみたい。
この時間に残っているなんて、きっと営業さんだろうな。
経理も総務もみんな帰っちゃったもの。
そんなことを思って帰ろうとした瞬間「中野さんってさ」という台詞が聞こえてきたから、立ち止まった。
槇村さんの声?
「ちょっと話してみたらさ、意外と真面目なわけよ」
「えー、そおッスか?」
「槇さんが自分で『絶対落とせる』なんて言うからでしょう?」
「だから俺も、無理っぽいって言ったじゃないッスかー」
「俺もそう思ってましたよ」
何の話?
だからといって、特別なお約束があるわけでもない寂しい私。
帰り際、使った資料を戻すのを忘れていたことに気がついて、着替えてから倉庫に寄った。
背伸びをして箱の中に資料を戻す。
ふと、喫煙室から数人の話し声が聞こえてきた。
喫煙室の扉が少し開いていて、そこから声が聞こえてくるみたい。
この時間に残っているなんて、きっと営業さんだろうな。
経理も総務もみんな帰っちゃったもの。
そんなことを思って帰ろうとした瞬間「中野さんってさ」という台詞が聞こえてきたから、立ち止まった。
槇村さんの声?
「ちょっと話してみたらさ、意外と真面目なわけよ」
「えー、そおッスか?」
「槇さんが自分で『絶対落とせる』なんて言うからでしょう?」
「だから俺も、無理っぽいって言ったじゃないッスかー」
「俺もそう思ってましたよ」
何の話?