女子力高めなはずなのに
……でも、他に座るところもない。
ちょうど坂田さんの正面の席だし、まあいっか。
今日は坂田さんの送別会だから、坂田さんとお話がしたいと思っていた。
色白やせ眼鏡の隣というのは腑に落ちないが、仕方がない。
「席が空いていて良かったですね」
にっこり笑う色白やせ眼鏡。
「椅子取りゲームじゃないんだから、どこかは必ず空いてるの!」
「ああ、それもそうですね。あははっ」
また、その間の抜けた笑顔。
「もう!アンタまたコップひっくり返したりしないでよね」
「はい、気を付けます」
私たちの様子をみて、坂田さんがにこにこして言った。
「なんか、息ぴったりじゃない」
えー!!
やめてっ、こんな奴と息ぴったりなんて!
「そうですかー?」
嬉しそうな色白やせ眼鏡。
「そうですかー?じゃないっ!もうっ坂田さんも、変なこと言わないでくださいよ」
「そう?本当にぴったりだよ」
「いやいや!!そんなことないですから!」
私が勢いよく首を振ると、坂田さんも色白やせ眼鏡と一緒になって楽しそうに笑った。
ちょうど坂田さんの正面の席だし、まあいっか。
今日は坂田さんの送別会だから、坂田さんとお話がしたいと思っていた。
色白やせ眼鏡の隣というのは腑に落ちないが、仕方がない。
「席が空いていて良かったですね」
にっこり笑う色白やせ眼鏡。
「椅子取りゲームじゃないんだから、どこかは必ず空いてるの!」
「ああ、それもそうですね。あははっ」
また、その間の抜けた笑顔。
「もう!アンタまたコップひっくり返したりしないでよね」
「はい、気を付けます」
私たちの様子をみて、坂田さんがにこにこして言った。
「なんか、息ぴったりじゃない」
えー!!
やめてっ、こんな奴と息ぴったりなんて!
「そうですかー?」
嬉しそうな色白やせ眼鏡。
「そうですかー?じゃないっ!もうっ坂田さんも、変なこと言わないでくださいよ」
「そう?本当にぴったりだよ」
「いやいや!!そんなことないですから!」
私が勢いよく首を振ると、坂田さんも色白やせ眼鏡と一緒になって楽しそうに笑った。