女子力高めなはずなのに
店を出てコートを着たら、ぽたりと涙が落ちてきたから、急いで拭って、とにかく大股でガツガツと歩いた。
でも、赤信号で立ち止まったら、ちょっと冷静な自分が戻ってきて、ふと気がついた。
もしかして私、誕生日一人で過ごすの?
そんな、心の準備ができてない……。
どうしよう、どうしよう。
あっ!そうだっ!
和美だ!
すぐ和美に連絡した。
「来週の私の誕生日、一緒にいて!旦那に頼んで、子ども見てもらってよー」
返事はすぐに返って来た。
「旦那に聞いて、良ければいいよー」
和美のことだから、きっと詳しく聞かなくても状況は理解したはず。
和美の旦那は優しいから、飲みに行くって言うと子どもを見ていてくれる。
いいなー、優しい旦那様……。
「はあー」
さっきの彼の様子を思い出したら、肺の底から押し出すようなため息が出てきた。
でも、赤信号で立ち止まったら、ちょっと冷静な自分が戻ってきて、ふと気がついた。
もしかして私、誕生日一人で過ごすの?
そんな、心の準備ができてない……。
どうしよう、どうしよう。
あっ!そうだっ!
和美だ!
すぐ和美に連絡した。
「来週の私の誕生日、一緒にいて!旦那に頼んで、子ども見てもらってよー」
返事はすぐに返って来た。
「旦那に聞いて、良ければいいよー」
和美のことだから、きっと詳しく聞かなくても状況は理解したはず。
和美の旦那は優しいから、飲みに行くって言うと子どもを見ていてくれる。
いいなー、優しい旦那様……。
「はあー」
さっきの彼の様子を思い出したら、肺の底から押し出すようなため息が出てきた。